今頃「火花/又吉 直樹」読みました。
読んだというか、
Amazon オーディブルで堤真一に読んでもらいました。(贅沢)
以下ネタバレ&感想です。
冒頭から薄々気づいていた、
師匠は面白くないんじゃないかという読者の爽快な解決と、
人生をこの人にささげてきた(読者は徳永と同じ人生を歩んだ気分になったのではないだろうか。)ということのがっくり感
この身体の中で爽快感↑スッキリして上がっていく感情と
がっかりと落ちていく↓感情
そして、
さらにこの人、本当にヤバイ人だった・・・と気づいた時の
「驚き」と「ヒンヤリ」感、
この感情達が混ざり合って凄い!
この感情は、この本を読まなければ味わえないし、
他の人の人生をとっぷり味わった気分。
身近にいたら、絶対に面白い人物、
身近に居てはいけない人物。
徳永はその魅力に人生をかけて関わってしまった。
でも、後味は悪くない。
ただただ、清々しい、あほんだらであるとこうこと。
テレビではわからない、公には理解しがたい面白さであるということ。
それが、楽しいという事。
そして、なぜか最後はとても清々しい気持ちになる。
はーーーー名作でした!
楽しかった。
ごちそうさまでした!
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